動画の画質、およびその設定方法についてです。
動画のサイズとビットレート
初期設定では動画をアップロードする際に、低画質(縦270px)からフルHD(縦1080px)まで5段階のサイズの動画が自動的に生成され、それぞれ適切なビットレートになります。しかし、動画の性質によっては設定を変更した方がよい場合があります。
- 小さな動画をアップロードする場合
オリジナルのサイズよりも大きな動画は生成されません。
- 既にアップロードした動画の画質
トランスコード設定を変更しても、既にアップロードした動画の画質は変化しません。動画をアップロードし直すか、再トランスコードしてください。
トランスコード設定を新規登録する
メインメニュー画面上部の「各種設定・その他」にカーソルを合わせ、表示されたサブメニューの「トランスコード設定」をクリックすると、「トランスコード設定」画面が表示されます。
【各設定項目詳細】
項目名 | 詳細 |
トランスコード設定名称 | トランスコード設定の名称 |
トランスコードモード |
|
動画の回転 | トランスコード時に動画の向きを回転させる |
動画ビットレート方式 | 動画ビットレート方式を指定したモードに変更できる
|
動画上へのウォーターマーク(透かし画像)の配置 |
ウォーターマーク(透かし画像)の使用有無を指定する |
生成される動画コンテンツのビットレート設定 | 自動トランスコード機能により生成される画質の使用有無、および画質のビットレートを指定する |
倍速動画生成設定 | 動画を指定した速度でトランスコードする |
サムネイル指定 | 自動トランスコード時に抽出するサムネイルを、動画の長さ(尺)に対して%単位で指定できる |
目的別の設定は、後述の「目的別のトランスコード設定」をご参照ください。
トランスコード設定を編集/削除する
トランスコード設定を編集する場合、「トランスコード設定」画面より該当トランスコード設定の[編集]をクリックすると、「トランスコード設定」画面が表示されます。
操作方法は、「トランスコード設定を新規登録する」と同様です。
トランスコード設定を削除する場合、「トランスコード設定」画面より該当プレイヤーの[削除]-[OK]をクリックすると、該当トランスコード設定が削除されます。
目的別のトランスコード設定
デフォルトで登録されている「標準トランスコード設定」は様々な素材の動画に対応できますが、特に素材が以下の条件を満たす場合に有効です。
推奨動画サイズ | 推奨ビットレート |
1920×1080 | 5400kbps以上 |
動画サイズやビットレートがこれを満たさない場合や、動画の用途によっては、以下の設定が有効です。
①講演会など動きの少ない動画・・・初期設定では小さなサイズに制限されるが、HD画質も生成したい
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
フルHD・低画質 を生成しない |
1280 ×720 |
2400 kbps |
× | ○ | ○ | ○ | × |
②サイズは小さいが高画質の動画・・・HDとフルHDは必要ないが、画質はよくしたい
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
フルHD、HDは 生成しない。 ただし、 低画質→500kbps 標準画→1000kbps 高画質→1500kbps に設定 |
854 ×480 |
1600 kbps |
○ | ○ | ○ | × | × |
③プロモーション動画やスポーツ動画・・・高画質、HD、フルHDを特に綺麗にしたい
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
高画質 HD フルHD画質 などの ビットレート を上げておく |
1920 ×1080 |
5400 kbps |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
④内容が伝わればよい動画・・・低画質の動画のみを生成し、サーバ容量の消費を抑えたい
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
低画質以外の 画質を 生成しない |
640 ×360 |
800 kbps |
○ | × | × | × | × |