動画の画質、及びその設定方法についてご説明します。
■動画のサイズとビットレートとは
初期設定では、動画をアップロードする際に、低画質(縦270px)からフルHD(縦1080px)まで
5段階のサイズの動画が自動的に生成され、それぞれ適切なビットレートになります。
しかし、動画の性質によっては、設定を変更した方が良い場合があります。
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小さな動画をアップロードする場合
オリジナルのサイズよりも大きな動画は、生成されません。
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既にアップロードした動画の画質
トランスコード設定を変更しても、既にアップロードした動画の画質は変化しません。
動画をアップロードし直すか、再トランスコードを実施して下さい。
■トランスコード設定を新規登録する
EQのメインメニュー画面上部にあります『各種設定・その他』にカーソルを合わせ、
表示されたサブメニューの「トランスコード設定」をクリックすると、
「トランスコード設定」画面が表示されます。
【各設定項目詳細】
項目名 | 詳細 |
トランスコード設定名称 | トランスコード設定の名称です。 |
トランスコードモード |
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動画の回転 | トランスコード時に動画の向きを回転させます。 |
動画ビットレート方式 | 動画ビットレート方式を指定したモードに変更することができます。
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動画上へのウォーターマーク(透かし画像)の配置 |
ウォーターマーク(透かし画像)の使用有無を指定します。 |
生成される動画コンテンツのビットレート設定 | 自動トランスコード機能により生成される画質の使用有無、 及び、画質のビットレートを指定します。 |
倍速動画生成設定 | 動画を指定した速度でトランスコードします。 |
サムネイル指定 | 自動トランスコード時に抽出するサムネイルを、 動画の長さ(尺)に対して%単位で指定できます。 |
目的別の設定につきましては、後述の「■目的別のトランスコード設定」をご参照下さい。
■トランスコード設定を編集/削除する
トランスコード設定を編集する場合は、「トランスコード設定」画面より該当トランスコード設定の
『編集』をクリックすると、「トランスコード設定」画面が表示されます。
操作方法は、「■トランスコード設定を新規登録する」と同様です。
トランスコード設定を削除する場合は、「トランスコード設定」画面より該当プレイヤーの
『削除』-『OK』をクリックすると、該当トランスコード設定が削除されます。
■目的別のトランスコード設定
デフォルトで登録されている「標準トランスコード設定」は様々な素材の動画に対応できますが、
特に素材が以下の条件を満たす場合に有効です。
推奨動画サイズ | 推奨ビットレート |
1920×1080 | 5400kbps以上 |
動画サイズやビットレートがこれを満たさない場合や、
動画の用途によっては、以下の設定が有効です。
①講演会など動きの少ない動画・・・初期設定では小さなサイズに制限されるが、HD画質も生成したい。
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
フルHD・低画質 を生成しない |
1280 ×720 |
2400 kbps |
× | ○ | ○ | ○ | × |
②サイズは小さいが高画質の動画・・・HDとフルHDは必要ないが、画質は良くしたい。
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
フルHD、HDは 生成しない。 ただし、 低画質→500kbps 標準画→1000kbps 高画質→1500kbps に設定 |
854 ×480 |
1600 kbps |
○ | ○ | ○ | × | × |
③プロモーション動画やスポーツ動画・・・高画質、HD、フルHDを特に綺麗にしたい。
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
高画質 HD フルHD画質 などの ビットレート を上げておく |
1920 ×1080 |
5400 kbps |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
④内容が伝われば良い動画・・・低画質の動画のみを生成し、サーバ容量の消費を抑えたい。
対応 | 推奨動画サイズ | 推奨ビットレート | 低画質 | 標準画質 | 高画質 | HD画質 | フルHD |
低画質以外の 画質を 生成しない |
640 ×360 |
800 kbps |
○ | × | × | × | × |