【概要】
EQプレイヤーにおいて、プレイヤーバージョンv4.5.2r20231003xxより、
プリロードに関連した仕様が変更となりました。
この仕様変更により、Windows Chromeブラウザバージョン114、
Android Chromeブラウザバージョン114以降において、
再生途中にプレイヤーが「P8021」エラーとなってしまう事象が起こりにくくなります。
なお、仕様変更に至りました詳細な経緯につきましては、以下の記事をご確認ください。
(2023/10/03)【重要なお知らせ】Chrome/Android Chromeブラウザにおいて EQプレイヤーでのオンデマンド動画再生動作が 不安定となる問題への対処について
【仕様変更の内容】
1.EQプレイヤーのデフォルト動作の変更
変更前 |
- プレイヤー設定のデフォルト状態
(プレイヤー貼り付けタグで明示的に設定パラメータを記載していない状態) では、プリロードONの状態
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変更後 |
- プレイヤー設定のデフォルト状態
(プレイヤー貼り付けタグで明示的に設定パラメータを記載しない状態) では、プリロードOFFの状態
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お客様 への影響 |
- 仕様の変更後、特にPV数の多いページにEQプレイヤーを複数掲載されている
場合は、月間流量が減少することがあります
※減少するのは、プレイヤー表示時時点で発生するデータ流量のみとなります (再生中に発生するデータ流量には影響ありません)
- 再びプリロードONの状態に戻したい場合は、以下どちらかの対応が必要となります
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視聴ユーザー への影響 |
- プレイヤー表示時に発生する通信量がこれまでよりも少なくなります
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回線速度が遅い環境の場合、プリロードがOFFになることで、以下の影響があります
- 動画再生開始までにこれまでより時間が掛かる可能性があります
- 高画質で長尺の動画を再生する場合、動画の再生に必要な動画データの読み込みが
追いつかずに、再生が途中で一時止まるなどの現象が発生する可能性があります
- Wi-Fiなど回線速度が十分な場合は、ほとんど影響を感じません
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■明示的にプリロードONにするための記載例
scriptタグ |
<script type="text/javascript"> jstream_t3.PlayerFactoryIF.create({ b:"eqXXXXXXXX.eq.webcdn.stream.ne.jp/www50/eqXXXXXXXX/jmc_pub/jmc_swf/player/", c:"XXXXXXXX", m:"XXXX", s:{ hp:360, prl:"auto", wp:640 }}); </script>
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2.プリロードON時の動作の変更
変更前 |
- プリロード時の動画データ量は、プレイヤー側である程度抑制されて読み込まれる
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変更後 |
- プリロード時の動画データ量の抑制を緩和し、従来の3倍量のデータが読み込まれる
※一般的な動画プレイヤーの水準量相当になります ※再生中に発生するデータ流量には変更はありません
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お客様 への影響 |
- プレイヤーの貼り付けタグに明示的にプリロードONとするパラメータを
記載している場合、仕様の変更後、プレイヤー表示時点で発生するデータ流量は 従来よりも確実に多く発生するようになります
- 特に、PV数の多いページにEQプレイヤーを掲載している場合、
月間流量が非常に大きく増加することがあります
(動画の再生回数は仕様変更前と変わらないのに、 月間流量がこれまでよりも増加しているという状態になります)
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視聴ユーザー への影響 |
- プレイヤー表示時にあらかじめ動画データを一定量読み込むため、
動画の視聴体験はこれまでと変わりません
- プレイヤー表示時に読み込まれる動画データ量が、これまでよりも大きくなるため、
プレイヤー表示時に視聴ユーザー側で発生する通信量は増加します
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3.iframeタグ、EQ動画URLの動作の変更
変更前 |
- デフォルト(プリロードON)のプレイヤー設定で発行された
iframeタグおよびEQ動画URLが動作する際、内部的に展開された プレイヤータグ内にプリロードONの設定が明示的に記述され、 プリロードONの状態で動作します
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変更後 |
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お客様 への影響 |
- デフォルト(プリロードON)のプレイヤー設定で発行したiframeタグ、
EQ動画URLを利用されている場合、仕様変更後は、プレイヤー表示時に あらかじめ一定量の動画データを読み込む動作を行わなくなります
- 発行済みのiframeタグまたはEQ動画URLを再びプリロードONの状態に戻したい場合は、
10/18以降にご提供することを検討しているプリロードONに設定する手段にて iframeタグ、EQ動画URLを再発行していただき、差し替えていただく必要があります
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視聴ユーザー への影響 |
- プレイヤー表示時に発生する通信量がこれまでよりも少なくなります
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回線速度が遅い環境の場合、プリロードがOFFになることで、以下の影響があります
- 動画再生開始までにこれまでより時間が掛かる可能性があります
- 高画質で長尺の動画を再生する場合、動画の再生に必要な動画データの読み込みが
追いつかずに、再生が途中で一時止まるなどの現象が発生する可能性があります
- Wi-Fiなど回線速度が十分な場合はほとんど影響を感じません
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4.プレイヤー設定画面の変更
変更前 |
- EQ管理画面「プレイヤー設定」内の「高度な設定」タブにある
「プリロードの制御」の設定項目は、デフォルトではチェックが入った状態で、 チェックが入った状態は「プリロードON」を意味します
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変更後 |
- 上記同設定項目は、チェックが入っている状態が「プリロードOFF」の意味に、
チェックが入っていない状態が「プリロードON」の意味に変更となります
※チェックの意味が逆転します
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お客様 への影響 |
- 現在登録されているプレイヤー設定について、従来プリロードONの意味として
チェックが入っている状態のものが、すべて「プリロードOFF」の状態となります
- 再びプリロードONの状態に戻したいプレイヤー設定がある場合は、
「プリロードの制御」の設定項目にあるチェックを外してください
- プレイヤー設定の変更では、発行済みの貼り付けタグ/動画URLの設定は変わりません
- プリロードOFFで配信していたものが、プリロードONに勝手に変わることは
ありませんが、プリロードONで配信していたものは先述の通りOFFの状態に 変更されますので、プリロードONの状態に戻したい動画については、 貼り付けタグの修正やEQ動画URLの再発行が必要となります
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※上記文中で「プリロードON」「プリロードOFF」と記載されている点について、
実際のプレイヤー貼り付けタグ内におけるパラメータの記述は、
EQカスタマーサイトのプレイヤーパラメータのご案内をご確認ください。
【仕様変更のスケジュール等】
■プレイヤー等各種仕様変更の適用スケジュールについて
仕様変更を適用するプレイヤーバージョン4.5.2のリリース、およびiframeタグ、
EQ動画URL、プレイヤー設定画面の仕様変更適用のスケジュールは、以下の通りです。
2023年10月 3日(火) |
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2023年10月17日(火) |
- プレイヤーv4.5.2正式版リリース
プレイヤーバージョン管理機能で「自動」となっている EQアカウントに一斉適用を実施
- 発行済みのもの含め、すべてのiframeタグ、EQ動画URLについて、
プリロードOFFの状態への仕様変更を適用
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2023年10月18日以降 |
- iframeタグ、EQ動画URLについて、
プリロードONの設定を行う手段を別途提供予定 (現時点で日程未定)
※発行済みのiframeタグ、EQ動画URLについて、プリロードON の状態に戻したい場合、タグの再発行が必要となります
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※プレイヤー仕様変更の対象バージョンについて
今回の仕様変更を適用するEQプレイヤーのバージョンは、
バージョン4.5.2以降のプレイヤーに適用いたします。
バージョン4.5.2よりも以前の古いバージョンのプレイヤーには仕様変更の適用を致しませんので、
最新バージョンをご利用されずに運用されているお客様におかれましては、
Chromeブラウザでの問題事象を回避する意味でも、特別なご事情がない限りは極力
最新バージョンにバージョンアップしていただくことを強く推奨致します。