お客様各位
日ごろよりEquipmediaサービスをご利用いただきありがとうございます。
~ EQプレイヤーのHTML5化、およびストリーミング配信形式の変更について ~
EQでは、現在、PC端末向けの動画配信については、Flash Playerを使用したストリーミング配信を採用しておりますが、昨今のブラウザ各社の動向を鑑みまして、2016年12月6日の定期メンテナンスをもって、PC端末向けの動画配信について、Flashプレイヤーから、HTML5プレイヤーを標準とする設定に変更いたします。
また、これに伴い、PC端末向けのストリーミング配信形式は、一部の環境を除いて、FlashによるRTMPストリーミング形式から、HLS(HTTP Live Streaming)ストリーミング形式に変更となります。
この仕様変更に伴い、EQのトランスコード設定のご確認、および修正が必要な場合がございますので、 下記内容を確認の上、ご対応いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、2016年7月31日以前に発行されているお客様アカウントにつきましては、過去動画に対するHLSファイル生成対応について、弊社側でファイル生成対応をさせていただくご用意がありますので、弊社からのご案内メール(10月11日予定)が届きましたら、内容のご確認をお願いします。
■PC端末向けHTML5プレイヤー(HLSストリーミング)標準化設定 適用予定日
2016年12月06日(火) 定期メンテナンスをもって
■変更内容の概観
■視聴環境別の配信形式の変更内容
EQにおける視聴環境別での動画配信形式の振り分けルールを以下のように変更いたします。
(変更前の仕様)
▼
(変更後の仕様 (12/6以降))
※ HTML5またはHLSに対応していない環境向けには、引き続きFlashストリーミングを利用した配信となります。
※ Android4.x以降端末については、その端末がHTML5に対応していない場合、従来の<a>タグによる端末標準プレイヤー起動による再生となります。
■仕様変更のポイント (変更によるお客様アカウントへの影響)
今回の仕様変更のポイントは、大きく2つあります。
(1) PCモダンブラウザ向けの配信に、HLS配信ファイルを使用すること
(2) 従来、「PC向け/スマホ向け」 で分けていたトランスコード設定が共通で1つとなり、
プレイヤー(HTML5とFlash)と配信形式(HLSとRTMP)が、
「モダンブラウザ向け/レガシーブラウザ向け」 で振り分けられる仕様となること
(1)による影響として、従来EQではスマホ・タブレット向けにしか使用していなかったHLS配信ファイルをPC向けにも使用するようになるため、HLS配信ファイルについても、PC向け同様に十分な画質を生成する必要が出てきます。
(スマホ・タブレット向けのトランスコード設定を「使用しない」選択をされていたり、低画質しか生成されていなかった場合、上位の画質を補完するために追加生成する必要があります。)
(2)による影響として、トランスコードのビットレート設定がPC/スマホ・タブレットで共用となるため、それぞれ向けに異なるビットレートで作り分けるのではなく、HLS配信でのアダプティブストリーミングを利用した最適化配信を行うことになります。すなわち、低画質からフルHD画質までの段階的な品質の配信ファイルを用意しておくことで、PCでもモバイル環境でもスムーズに視聴できるようにします。
そのため、今後、用意する画質(ビットレート)は、下はスマホを基準に、上はPCを基準に、複数のレンディションを生成しておく必要があります。
■お客様にてご対応いただく作業 (9月7日のご案内から変更あり)
……………………………………………(対応方針の変更について)……………………………………………
9月7日のご案内においては、お客様側での対応作業内容と手順のご案内をいたしましたが、
対応方針を変更させていただき、基本、お客様のご了解の上、弊社側の一括作業にて対応させていただきます。
具体的には、お客様アカウントの標準トランスコード設定の変更と、既存動画に対するHLS形式ファイルの追加トランスコードを、弊社側で実施いたします。
10月11日より、弊社より各お客様宛てに、作業内容についてのご案内メールをお送りいたします。万が一メールが未着、あるいはご不明な点がありましたら、こちらよりご連絡をお願い申し上げます。
…………………………………………………………………………………………………………………………
上記の方針変更に伴いまして、まずお客様にご対応いただく作業は、以下の通りとなります。
① 10月11日に配信される弊社からのご案内メールのご確認と
内容へのご了解のご返信、またはお客様側で実施する等ご希望のご返信。
② ご了解いただいた場合、弊社作業をお待ちいただき、完了報告後、
ご自身のEQアカウントの状態、および動画の配信状態についてご確認。
③ お客様側で作業を行いたい等、弊社側での一括作業対応以外をご希望の場合、
担当営業、またはEQサポートデスクとご相談の上、実施方法を摺り合わせの上
必要な対応作業を実施。
なお、複数のトランスコード設定を作成され、多様な運用を行われているお客様につきましては、担当営業よりご連絡の上、個別に対応方法のご相談をさせていただきます。
■HTML5*HLSデフォルト化切り替えまでのスケジュール
(※ 9月7日のご案内から変更があります。)
■HTML5プレイヤー(HLSストリーミング配信)への先行切り替えについて
HTML5プレイヤー(HLSストリーミング配信)への切り替えを、12月6日以前に先行して、ご希望の場合は、一部制限事項のもと、個別に適用させていただくことも可能ですので、EQサポートデスク、または、弊社担当営業までご相談ください。
■FAQ
Q1) HTML5プレイヤー化に伴い、貼り付けタグの変更は必要ですか?
A) Flash→HTML5への切り替えに際しては、タグの変更は必要ありません。
ただし、今後将来的にHTML5プレイヤーに追加される新機能(プレイヤー上になんらか新しい操作ボタンや情報表示が追加される等)を利用する場合、貼り付けタグ内に記述を追加する必要が出る場合があります。
※ なお、V2タグ(旧形式共通タグ)では、本変更内容は動作しません(HTML5プレイヤーになりません)。V2タグは、2015年12月末日を持ってサポートを終了させていただいておりますので、V2タグのご利用はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。
※ V2タグ … 2014年8月までEQ管理画面より取得できた旧型の貼り付けタグになります。現在のEQ管理画面より取得できる貼り付けタグと、記述内容が大きく異なります。
Q2) HTML5プレイヤー化に伴い、現行のFlashプレイヤーは利用不可になるのでしょうか?
A) HTML5プレイヤー化をしても、HTML5に対応していない古いブラウザでは、従来のFlashベースのEQプレイヤーによって動画配信が行われます。HTML5化によって、Flashがまったく利用されなくなるということではありません。
ただし、12月6日のHTML5デフォルト化以降は、PCモダンブラウザにおいては、ブラウザにFlashがインストールされていたとしても、HTML5プレイヤーでの表示となります。詳しくは、本ページ上部の視聴環境別の動画配信仕様の表をご覧ください。
Q3) HTML5プレイヤーについて、事前に動作確認をしたいのですが、可能でしょうか?
A) 可能です。
11月初旬までであれば、HTML5プレイヤー(HLS配信)のベータ版プレイヤーをお試しいただくことができます。基本的には、現状のFlash版プレイヤーと見た目や基本的な機能は変わりませんので、プレイヤーが切り替わってもエンドユーザー側から見たときこれまでとUIが変わる等といったことはありません。
β版でのご確認には、以下の2つの方法があります。
① デモ環境で確認する
HTML5プレイヤーベータ版(HLS配信)のサンプル動画URL、またはサンプル貼り付け
タグをお渡しできますので、テストサイトなどでお試しいただけます。(EQサポートデスク
までお問い合わせ下さい。)
② 12/6を待たず、HTML5プレイヤーベータ版でのHLS配信アカウントに先行して切り替える
過去動画にも十分なHLS配信ファイルが生成済みで、できるだけ早くFlashからHTML5
プレイヤーに切り替えたい場合、HTML5プレイヤーはベータ版となりますが、現在ご利用
のEQアカウントを、HTML5プレイヤーデフォルト*HLS配信のモードに切り替えることが
できます。
ただし、ベータ版プレイヤーには、いくつかの制限事項があります。
詳しくは、EQサポートデスクまで、お問い合わせください。
なお、切り替えに際して、貼り付けタグを貼り換える必要はありません。また、切り替え後に問題が合った場合、いったんFlash標準アカウントに切り戻すことも可能です。
■本件に関するお問い合わせ
EQサポートデスクまでお問い合わせください。